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Tsuchiko's ゴルファーズ クリニック

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ゴルフプレーにより生じた重症の椎間板ヘルニアの症例

症例紹介
 30代 男性 1回/週ラウンド スコア80前後

既往歴
 15年前に椎間板ヘルニア発症。鎮痛剤と牽引治療、鍼治療により改善。

経緯
 右殿部の痛みと右下腿外側の痛みを訴え来院。この症状は3ヶ月前から右殿部から右下腿外側にかけての違和感から始まり、週1回のゴルフプレーやスキーにより悪化していき、痛みのため立ち上がることも困難となる。整形外科にて椎間板ヘルニアの再発と診断された。3ヶ月の保存治療の後、痛みの改善がない場合は手術することを言い渡された。
 その後、1ヶ月間牽引治療とマッサージ、痛み止めの注射、鍼灸等を行うが症状の改善が見られなかった。ゴルフ雑誌のアルバの記事を見た友人の紹介で来院。

主訴
 立位や体重負荷により右殿部と右下腿外側にかけてシャープな痛み。

検査
間欠跛行(少し歩くと痛みのため歩けなくなる状態)1分であった。VAS10/10(今までに経験した一番痛い痛みを10として今回の痛みを数字化する)。検査でも前屈45°にて右殿部と右下腿外側に痛み、後屈は5°で右下腿外側に痛み、SLR右40°左45°で右殿部の痛みが現れる。

レントゲン所見によりL4-L5間椎間板腔の減少がみられる。

治療
初診ではアンタイグラビティー(うつ伏せでおなかの部分を山にした体勢)を徐々に大きくすることにより、体重や重力による力学的な負荷を取り、反射的に筋緊張をした下肢、背部の筋肉に対してSTT(筋肉の緩和操作)を行い。緩やかにL4とL5間を引き離すように牽引を加えるが、刺激により痛みが強く現れる。治療後立位での体重負荷が加わると来院時の痛みが現れる。治療後VAS10/10。
週2回の来院を指導した。


2回目、3回目と同じ治療を施し、アダムス45°で現れていた痛みが、50°で現れるぐらいで、症状の変化はみられなかった。しかし、3回目の治療からL4とL5の間を積極的に引き離す牽引を行った。


4回目の来院時、VAS7/10。アダムス50°での痛みが無くなっていた。伸展10°で右下腿外側と右殿部に痛みあり。
治療は胸椎を上方へ、仙骨を下方へモビリゼーションし、L4-5を下方へのモビリゼーションは行わないでアンタイグラビティーをアップしていく。
治療前後の痛みの変化無く、骨盤ベルトを使用する。


5回目は同じ治療を継続する。伸展エクササイズを指導する。


6回目は前回の治療後痛みの悪化を訴える。VAS8〜9/10。継続治療を行う。伸展エクササイズはやめてもらい、屈曲エクササイズを指導。


7回目は歩行での痛みはあるが歩けるようになった。屈曲45°で右殿部に痛み、伸展15°で右下腿外側と右殿部に痛み。継続治療。


8回目は今までより痛みが減った。VAS5〜6/10。屈曲45°で右殿部に痛み、伸展15°で右下腿外側と右殿部に痛み。


9回目は雨のため痛みが増す。VAS8/10。屈曲45°で右殿部に痛み、伸展10°で右下腿外側に痛み。


10回目は右下腿外側の痛み無し。VAS4〜5/10。右殿部の痛みはなく、腰部に張りあり。継続治療。


11回目は右下腿外側と右殿部の痛み無し。VAS0/10。L4-5間の牽引を積極的に行う。


12回目は右下腿外側と右殿部の痛み無し。VAS0/10。L4-RPにCMT、脊柱モビリゼーション、エクササイズ指導。
治療終了。

 
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