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この章では、メンタル(思考)からゴルフパフォーマンス向上と、ケガをしないスイングづくりをご紹介します。


メンタル(思考)とは

ここで言うメンタル(思考)とは、身体に影響する思考を意味します。

ゴルフでは、あの時こうしてれば、なんて思うことがあります。タラレバは無いのですが、ついつい思ってしまいます。 ケガもそうです。あの時ああしなければ良かった、とは思っても、ケガをしてしまってからでは遅いのです。
ゴルフは、ミスをいかに少なくするかが勝負です。これから起こるゴルフの難題を、少し考えて見ましょう。

スタートホールでミスショットが多いプレーヤーの場合、身体に影響する思考が働くと考えます。 例えば、「同伴プレーヤーが見ている」「ボールに当たるか心配」「右のOBが気になる」など、 さまざまな思考があるでしょう。それら全てがゴルフパフォーマンス低下や、身体に悪影響をおよぼす要因です。 スタートホールでのミスは技術的な問題ではなくメンタル的な問題が大きく、考え方ひとつでナイスショットに 切り替えることができるのです。朝イチショットはどうせ体は動かないのですからメンタルで攻めるのが得策です。

また、スイング作りでも同じことが言えます。「軸をブラしてはいけない」「スウェーしてはいけない」 「トップはここに上げなければならない」これらの思考は、身体を勝手に緊張させてしまい、スムーズなスイングを困難にします。 いくら軸がブレ無かったとしても、リズムが悪ければミスショットになります。

そしてこれらの思考は、痛みへと変わることがあります。

思考によってゴルフも身体も変わります。

人生八変化という言葉があります。

         自分が変われば、思考が変わる

        思考が変われば、言葉が変わる

        言葉が変われば、行動が変わる

        行動が変われば、習慣が変わる

        習慣が変われば、人格が変わる

        人格が変われば、運命が変わる

        運命が変われば、人生が変わる

この言葉はゴルフにもピッタリ当てはまります。ゴルフも人生なんです。

まずは、ご自身の思考を変えることから、始めてみてはいかがですか?







コースでの思考について考えてみます。 ある2人のゴルファーを例とします。一人は「このホールのOBがやだな」とか「池に入れそうだな」といつもネガティブな発言をするプレーヤーです。もう一人は「グリーンにのりそうだな」とか「このパット入りそう」とポジティブな発言をするプレーヤーです。どちらが良いスコアで回るでしょう?
感じからすると後者のポジティブなプレーヤーの方が、良いスコアで回るような気がします。 実際、結果もそうなるでしょう。
なぜなら、頭の中で考えた通りにしか、物事は運ばないからです。

人間は脳で考え、行動します。つまり、ゴルフプレーで上手くいくも、悪くなるも、脳で考えた通りなのです。それならいっそ『ポジティブ発言』でゴルフを変えてみてはどうでしょうか?思考が変わればゴルフも変わりますよ。

でも、どうしても思考を変えることの出来ない方に、ゴルファーズクリニックでは、ニューロ・パターン・セラピー(心身条件反射療法)を行っています。この方法でベストスコアを出された方がたくさんいます。







ゴルフ上達を考える場合重要なことは、ご自身のウィークポイントを知ることです。技術面か?コースマネージメントか?メンタル面か?などなどさまざまな悩みはあるでしょう。まずはご自身のメンタルブロックを明確にすることから始めましょう。

(メンタルブロックとは、こころの中にあるブレーキです。分かっていても出来ないこともあれば、無意識にブレーキをかけていることもあります。このブレーキを取り除くことがゴルフ上達の近道になります)

ご自身のウィークポイント発見のきっかけを、下の表で考えて行きましょう。
    
          『ゴルフバランスのメンタルブロック』



この表の中心を0とし、外側を100とします。0はご自身の満足度の最低を表し、100は満足度の最高を表します。ご自信の満足度をこの表に示し、パーセンテージを記入しましょう。内容の項目はご自身の課題でいくらでも変えてかまいません。例えば、技術面を分けて入れれば、ご自身の練習すべきクラブが分かるでしょう。
この表でご自身を分析し、思考を変える方向性を導き出して下さい。更にゴルファーズクリニックにご相談下されば、この表を元に更に深いウィークポイントを発見することが出来ます。ご自身の今一番必要なものが何なのかを知るチャンスです。

<例として43歳男性ゴルフ歴8年>



この例では、趣味として楽しめているところは、80%を示し良いことになります。更なるゴルフ上達にはメンタル、練習方法、試合、ハザードに問題があることが分かります。このパーセントを上げることがゴルフステップアップの近道になります。

とは言っても試合をする機会のない方にとっては「試合」の項目はパーセントが低いままでしょう。それはそれでかまいません。全てのパーセントがアップして、円になることが良いわけではありません。ご自身のメンタルブロックを知ることが最も重要なのです。

例の43歳男性の場合は、メンタルの要因が大きく関わりました。ハザードに入るとあきらめてしまうタイプで、その後のプレーがいい加減になっていました。また、練習方法では100ヤード以内の打ち方に問題があることは分かっていましたが、克服するための対応が、出来ていませんでした。

この表の示すご自身のメンタルブロックを知り、解決策を探ることがゴルフ上達の近道なのです。







ゴルフでは腰痛、首の痛み、肩こり、肩の痛み、ヒジの痛み、背中の痛み、股関節の痛み、ヒザの痛み、足首の痛みなどなどさまざまな痛みがあります。これらの痛みをスイングのせいにする傾向が、まだまだ見られます。しかし、本質的な問題は、ご自身の思考にあるのです。更に、長い間わずらっている症状の多くは、脳内で記憶(条件づけ)としてとどめられています。

一般的には痛みを記憶するなどとは考えたことがないでしょう。しかし、慢性的な痛みは記憶によってひき起こされているのです。その痛みを改善するには、本質にアプローチしなければなりません。

例えば、花粉症を考えますと、花粉が鼻に入ると、IgE抗体が異物と判断し排除しようとします。そのためクシャミや鼻水は出るのです。しかし、これも慢性化すると、テレビのニュースで「今日は花粉がたくさん飛びます」とアナウンサーが言っただけで、クシャミや鼻水が出るのです。これは花粉症ではありません。脳の記憶による誤作動であり『条件反射』です。

この条件反射とはパブロフの犬でよく知られる反応です。パブロフ博士は飼っていた犬に、ベルの音を聞かせてから食事を与えていました。すると、犬はベルの音がなっただけで、よだれをたらすようになった有名な話です。
犬は「ベルの音=食事」と連想し、よだれが出るのです。人間も梅干を見ると、つばが出ます。私はゴーヤを見ると、渋い顔になります。この条件反射は痛みにも当てはまるのです。

ゴルファーの条件反射

ゴルファーの条件反射を考えますと、スイング中に「軸をぶらさないで振る」「バックスイングをインサイドに上げる」などと考えてスイングしているとカラダは硬くなり、柔軟性は欠けます。この状態で通常のスイングをすると、腰痛や首の痛みなどさまざまな症状を引き起こすことになります。この状態も長くなると、スイング=軸、スイング=インサイドなどと条件付けられて、その副産物として腰痛や首痛を発症し、「スイング=腰痛」や、「スイング=首痛」となるのです。

イップスも条件反射

イップスなども同じです。私もアプローチイップスになったことがあります。当時21歳でしたが、1年半患いました。そのときはアプローチでダフル夢を見たり、髪の毛もごそっと抜けました。これも、一度プレー中にダフリをしてしまい、周囲はそれを見て笑っていました。次はダフらないようにと緊張した状態で、またダフリを連続しました。そのうちまたダフルのではないかと思い始め、ダフルことが脳で記憶されるようになったのです。こうなると、アプローチの場面になると、カラダは緊張し、ミスショットがイメージされ、良いショットが打てる状況にない環境・思考になりました。「アプローチ=ダフリ」という条件反射です。

そして、この状況はかなりのストレスとなります。ストレスは胃を傷つけ、髪の毛を抜き、身体を緊張させるので腰痛や肩こり、頭痛とあらゆる疾患を引き寄せます。

これらを解決するためにニューロ・パターン・セラピー(心身条件反射療法)が有効です。 今あるストレスを取るのではなく、受け止め、考え方を変えるのです。この方法はご自身の潜在意識に直接働きかけ、ご自身のこころに語りかける方法となります。素直な気持ちで、本当のご自身と向き合うチャンスとなります。

今ご自身の抱えているストレスは、あなただからストレスとなっています。あなた専用の受け止めるキャッチャーミットがあり、ストレスというボールの衝撃を受け、身体はまいっている状態です。このキャッチャーミットを衝撃のこないミットに変えることが本質(原因)へのアプローチとなります。







初心者では、特殊な動きであるゴルフは痛める原因になります。しかし、ゴルフを長くやられている方の場合は、ゴルフスイングよりも、そのときの状況による考え方が大きな原因となります。

スイングする中であれやこれやと考えていると、カラダは混乱するのです。できるだけシンプルにすることが大切なのです。

先日来られた方は、トップから左ヒザを送り出して、ダウンし、インパクトのときに手首を返して、右サイドをリリースするように打つ。と言っておられました。確かにその考えは良いと思いますが、一瞬のスイングの速さでは身体は思考についていけず、結果ヒジや首の痛みを訴えていました。
もちろんスイングを作るためには色々なことを考えて練習するのですが、同時にタイミングや、感じ方をシンプルにする努力をすると、身体も痛めず、コース戦略もしやすくなります。







以前、私のスイングはインサイドアウトに振るイメージでした。このイメージで振っていると、ボールはかなりブレました。更に、腰痛にもなりました。
このころの私は、インサイドからアウトに打つのが正しいと思っていたのです。しかし、インパクト後の左足体重に慣れず、フィニッシュが取りづらくて、全然ニックファルドのようにならなかったことを覚えています。
そこで、思い切って逆のことをやってみようと思い立ち、アウトサイドインに振ってみました。
すると、ニックファルドとは行かなくても左足体重や、フィニッシュが断然取りやすく、更にボールが見やすいことに気づいたのです。
スイングは回転運動なのですから、アウトに挙げても、実際はアウトではないことにも気づき、アウトサイドインに振ってもドローが打てるようにもなりました(私のイメージ内のアウトサイドイン)。

これが自分の気づきで最も大きな要素でした。
それ以来、スイングをあれこれ考えなくなり、現在もアウトサイドインに振っています。

腰痛も一緒で、以前は椎間板ヘルニアで腰が痛いとか、骨が変形しているから痛いと、考えており腰痛に対するアプローチが消極的になっていました。
そこで、よくよく勉強してみると、椎間板ヘルニアが腰の痛みに直結しないことや、変形でも痛くないことが分かってきました。
ならばと思い、腰の筋肉やバランス異常、神経伝達異常などを徹底的に改善していくと、痛みがなくなる患者さんが増えてきました。
自分の中の固定概念が自分の成長にブレーキをかけていたようです。







腰痛治療もゴルフも同じように考えられます。腰痛とは腰が痛い症状ですが、結果的に腰が痛いだけなのです。原因は別にあるのです。
ゴルフのトップも、スイング中の一コマであり、結果的におさまったトップなのです。腰痛を治す場合は原因を探ることが最も重要となります。調べた結果、痛い部位には原因は無く、そこ以外に問題があることが多々見られます。

コースでは一つのトップで攻めはしません。いろいろなバリエーションが必要になります。
そのためにも、トップありきのスイングではなく、バリエーションをもったスイングが出来ること、すなわち柔軟な「頭の回転」がゴルフを飛躍させることでしょう。







来院された患者さんには、ボディーターンを意識しているという方が何人もおられました。
ボディーターンで何を意識しているかうかがうと、手を使わないようにしているとのことでした。
皆さん手打ちにならないように気にしているとのことでした。
手打ちの何が悪いのですか?とうかがうと、いろいろなゴルフ雑誌に書いてあるとの答えが多かったのです。
その意識のため身体は硬くなり障害起こしている状態でした。

この気持ち、非常に良く分かります。

そういえば、ひと昔前、ボディーターンがはやって、みんなボディターンという新しい用語に引き付けられたような気がします。
実際、長年ゴルフをやっていて、明確にボディーターンを説明できる人は少ないと思います。







結果を追い求めていると、その結果にはたどり着きづらいものです。
結果にはプロセスがあり、プロセスを追究して出来たものが結果です。ボディーターンも同じではないでしょうか。
ゴルフは試行錯誤の繰り返しで上達するものですから、痛みが出るようであれば、そこで修正しなければいけません。そして次第にご自身のスイングが出来てくるのです。
痛みがあるとは、「今のスイングには無理がありますよ」との身体の警告信号であり、何よりも今のスイングの結果なのです。そこで立ち止まり、ご自身のスイングを見直してもらいたいのです。

痛めてしまった場合はゴルフを飛躍させるチャンスです。ゴルファーズクリニックで身体もゴルフも一緒に良くしましょう。




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