18才でゴルフ場に研修生として就職してゴルフ漬けの生活をしていました。
毎日毎日ゴルフができる環境は、私にとって夢の世界でした。
ところがある日、
雨が上がった次の日のラウンドのことでした。
花道にボールが止まり、足場を踏み水の染み出るのを確認しましたが、打てると判断した私は振り上げて打ちました。
ビッシャー。
思い切りダフッた私の顔には水しぶきで泥だらけになるほどのミスショットをしてしまいました。
このことがきっかけでその後のイップスという症状に悩まされることになったのです。
来る日も来る日もアプローチの練習をしました。
練習場や芝の上からアプローチを練習しました。
すると、練習場でのショットは問題なく打てるのです。
ところが、コースに行くと一切ダメになるを繰り返しました。
それでも練習場や芝の上からのアプローチ練習は休日でも欠かさず行いました。
結果、2年以上の日々を費やしましたが改善どころか、最悪な状況になっていきました。
周りからの勧めもあり一度ゴルフから離れることにしてゴルフ場を辞めました。
しかしその半年後にアメリカはパームスプリングスにてゴルフ留学という環境があることを知り、3ヶ月でしたが行ってみることにしました。
パームスプリングスは全てがビックで別世界でした。
周りにはゴルフ留学に来た年齢の違う日本人が30人ほど来ていました。
そんな中で一緒にゴルフプレーをすることになりました。
プレーをしていく中で、アプローチをする機会に遭遇しました。
ゴルフからいったん離れてからするアプローチショットは8ヶ月ぶりでした。
緊張しながらもボールを見ると、浮いているようでした。
パームスプリングスの芝は芽が立っていて、花道にあるボールはティーアップしているように見えました。
私は30ヤードの花道からのアプローチを勇気を振り絞って打ちました。
バッシーン。
クリーンヒットしたボールはピンの横にピッタっと止まりました。
周りで見ていた仲間は「スゲー。ナイスショット」と声をかけてくれました。
私は内心ドキドキで、今のナイスショットも頭が真っ白で覚えていないほどでしたが、冷静を装って手を上げました。
1. イップスだった私を誰も知らない
2. アプローチの名手という良い勘違い
3. 繰り返す成功体験
第①弾
イップスに悩むゴルファーに対してのメッセージ
第②弾
イップスに悩むゴルファーに対してのメッセージ
具体例①弾
イップスに対する具体例をご紹介します。
誰もイップスだった私を知らないということには、重要な意味があります。
イップスになると、周囲の目や、人からのアドバイスや、不快な思いで、イップスを治りづらくする傾向があります。
周囲の人は冗談半分で、「ミスが見たい」「早くミスしろ」のようなヤジを言う人もいます。
これが本人にとってはシャレになっていません。
悪い記憶が蓄積されるだけです。
悪意はないのですが、このような人のいない環境が、良かったと思います。
アプローチの名手という良い勘違いは、自信のなくなった自分に、勇気をくれました。
何より、ミスる気がしないというのは、心地のいいものです。
ある意味、
が重要なのです。
繰り返す成功体験は、新しい自信という記憶の書き換えになっていき、自分は上手いと思うことができました。
私は自分がアプローチイップスになり治った経験から、治らないで苦しんでいる人をどうにかしたいと思うようになりました。
そして、治すための治療が世の中にあると思っていませんでしたので、最初はカイロプラクティック大学に入り卒業しました。
そのことで体の基礎知識を学ぶことができました。
さらに、神経学的な勉強をしたことによって、体の動き=筋肉の動きには神経が関わり、その命令は脳が行っていることが分かりました。
と同時に、反射的に動く体には、脳は関わらないことも分かりました。
つまり、ゴルフスイング中は脳は関わらず、体の反射機能だけでスイングしているのです。
しかし、プレー中の脳はフル回転です。まるで、脳でゴルフをしているかのようです。
ここに勘違いがあるのです。
脳で考えて決断してプレーするのですが、スイング中は反射機能だけで動くのです。そのことをイップスの方々は忘れています。
ここに治療の突破口と改善策があるのです。
ぜひ、ゴルファーズクリニックにご相談ください。
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