10年間真剣にゴルフに向き合ったゴルファーが、10年間臨床家としてゴルファーをみてきました。様々なプレーヤー=患者さんの症例と出会い学びました。ゴルファーズクリニックの独自性をこちらでは記載しております。
ゴルファーズクリニックの詳しい解説
左の腸腰筋や左の中殿筋に筋力低下がある場合はスライスしか出なくなります。左の腸腰筋は腰椎・骨盤から左の股関節に付着する筋肉で、股関節の外転の動きと、足を上げる動きに関わります。スイングに当てはめると、トップからの切り替えしで活躍する飛ばしの筋肉と言えます。この筋肉が筋力低下すると、ダウンスイングで骨盤は前方に出てしまうので、インパクトは詰まりスライスになりやすいです。もちろん、手首をこねる動きを行えばフックするかも知れませんが、チーピンになる確率が増します。左の中殿筋の筋力低下ですと、ダウンスイングで左へのスウェ―が過剰になります。そのため過剰なスライスになりやすいです。このケースでは手首をこねてもフックやチーピンにはならないです。手首をこねても遅いくらいスウェ―してしまうからです。どうして左の腸腰筋や中殿筋が筋力低下したのかを特定し改善することが必要です。スライスやドスライスが止まらなくなったら、この二つの筋肉を疑いましょう。
これも左の腸腰筋が筋力低下すると起こる現象です。スライス程度でおさまっていればいいのですが、あまりにも力が入らない左の腸腰筋ですと、インパクトのつまりがひどくなるほど骨盤は前方に出て、プッシュアウトする動きとなります。この状態は結構危険です。左への回転運動は全くできなくなりますので、左股関節を痛めるプレーヤーは多いです。自力で踏ん張ることはもうできませんので早期治療をおすすめします。左の腸腰筋が筋力低下する原因があるはずです。
回転運動自体ができない状態になっています。初心者ゴルファーに多くみられる特徴ですが、右の腰痛や右腹部痛になっていたら早期治療をおすすめします。回転するスポーツになれていないだけですので、体の動きを整えて回転の動きをトレーニングして行けば克服できます。
シャンクが止まらない場合や、大切な場面でシャンクになる場合があります。シャンクを克服するためのレッスンはベテランのレッスンプロに聞けばすぐに解決する問題です。しかし、大切な場面でシャンクになる場合は、メンタル的な要素が関わります。スイングのある一方向の動きにとらわれ過ぎて誤作動してしまうのです。また、「シャンクはウツル」とよく言われますが、まさに記憶です。シャンクに困っているプレーヤーはゴルファーズクリニックにご相談ください。
通常はナイスショットやそこそこのショットをしているのに、突然ダフルプレーヤーはダフリの要素をチェックした方が良いです。ダフリと言えば上下動ですが、上下動しないようにしても出来ない場合があります。それが筋力低下や誤作動です。自分ではコントロールしようとするのですが、筋力低下や誤作動していますと命令が伝わらないので治りません。また、上下動しないように止める意識になると、運動をするのに止める意識で行っていると体は混乱します。治療して止める意識なしでコントロールできるようにすることをおすすめします。